●特定非営利活動法人峠工房
一筆入魂(放課後くらぶにて)
1969年、私設の障害者教育訓練施設として開設。知的障害児達の中学特殊学級卒業後の進路が殆ど閉ざされていた当時、労働(作業)・生活・学習を三本柱として密接に連携させ、生まれ育った地域社会での自立を目指す理念で出発したが法律にあわず、やむなく認可不可のまま動き出した。
その後も行政側と陳情や話し合いを重ねたが解決せず、やむを得ず公的な助成一切なしで継続、以降は、無認可である事のフットワークの軽さやタイミングの良い動き、周辺(地域)への働きかけや、バリアのない行事の実施など、峠でなければできない事、峠だからこそできる事、人間にとって本当に必要な事を追求して行く事を決め、一貫した理念のもとで必要な事を必要な人へと障害を持つ人達と向き合い続けている。
2004年頃より、軽度発達障害児(者)との関わりを深め、2005年から2006年にかけて個別対応のコミュニケーション教室を集中的に実施。個々の対象者に合わせた教材指導が、大きな成長を促し、学校教育現場という集団の中での変容にも繋がっている事を実感、その後は生活塾と改称継続し、学外支援に力を入れている。濃い関係を結んだ結果、次の方針が導き出された。
コミュニケーション能力を培い、育てる。
国語力を磨く。
小さな社会体験を積み重ねる。
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コミュニケーション力、言語表現力が弱い子どもの増加という一般的な状況にもあてはまる事などから、「小・中学生放課後くらぶ」として、居場所提供、見守りを兼ねて放課後支援事業的役割も果たしている。
又、自在に対応できるという利点もあり、集団生活を拒むタイプの不登校生の居場所としても利用されている。2009年10月、障害児(者)支援機関として、個に依拠する状況は非常に脆く、利用者の未来に対して責任をまっとうできないという危機感から、それまで支持されてきた内容を全て網羅し、NPO法人となる。又、社会的信用が増す事で、予算削減や人材不足に悩む公教育現場との連携、支援の届きにくい成人・青年層への貢献の道を広げていく事もめざす。

社会的信用度を深め、維持・運営の安定を図りつつ、峠工房の理念、「地域で生きる事を中心に据えて、その人なりの自立をめざす教育・訓練、一人ひとりと向き合った精神的支援」を継続していける体制を実現し、それを願う人達に寄り添い、力になれる存在でありたいと常に考えている。